デザイナーショーケース – 箱庭

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さて、1日に1リットルはコーヒーを飲むカフェイン中毒の2ndです。4杯目のコーヒーを飲みながらちょっとノスタルジックなBGMにOhm SquareをYoutubeでリピート再生。オシャレなダウンテンポエレクトロをつまみに今回のショーケースでご紹介させていただく方の作品を眺めながら執筆中^^

という訳で、今回のデザイナーショーケース第4弾!独自の世界観に魅了されること間違い無し!
思わず”にやっ”としてしまうキャラクター達、ノスタルジックでいてビビッドな色使いが新鮮で、デジタルもアナログライクなコラージュ作品も独特の”いびつ”さが美しい。計算されつくしたような色の重なり方にもセンスが炸裂したグラフィックデザイナーの箱庭さんです!

ネコをモチーフにした作画が多く、どのイラストも1つの作品としてなりたつようなオリジナリティある構成に”美”と”いびつ”が共存、いやもしかしたら”いびつ”が”美”を構成しているのかもしれない独特の世界観がオシャレなイラストとなって僕らを箱庭ワールドにぐいぐい引っぱりこむ。そんな箱庭さんのインタビューと作品を掲載させていただきましたのでお楽しみください!


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箱庭さん、この度はインタビューにご協力ありがとうございます!
まずは簡単にプロフィールのご紹介を。


お名前:箱庭

職業や得意なフィールド:
日中は仕事。深夜と早朝など余暇にフリーの創作活動してます(主にグラフィック制作)。

Webサイト :

Cloud9 : http://hoimi.jp/brand/cloud9


Q:どのような経緯でデザインの世界に入りましたか?

図画工作が好きでした。街にあふれるアートやデザインを眺めるが好きでした。とはいえアートやデザインの違いはあまりよくわかりませんでした。いつか図画工作でモノ作りに関わることできたら楽しいだろうなと思っていました。が、漠然と思うだけで芸術やデザインの道に進むとこまでは考えつきませんでした。

デザインに関わるきっかけはイラスト描きでした。某海外社製の個人用携帯情報端末の操作に関する問答集のカット制作に参加しました。そのイラスト描きのきっかけは依頼主の結婚式でした。手描きのウェルカムボードを作ってたら引き続き依頼されました。DTPという語は初耳でした。とりあえず絵を描けそうなのと面白そうなので引き受けました。わからないことは後で悩むことにしました。

最初に途惑ったのはPCの起動スイッチはどこなのか?でした。そもそもPC主体でのデザインは未経験でした。さらにPCを持っていませんでした。PCとやらを持っている知人を急いで捜しました。打ち合わせ後は知らないカタカナ用語で頭がいっぱいになりました。関連書籍が揃ってそうな大型書店と知人宅を往復しながら制作しました。某社のベクターイメージ編集ソフトウェアやビットマップ画像編集ソフトウェアを駆使した作画行程は右脳と左脳が右往左往していくかのように意味不明でした。

作業としては、端末機に付属してある英文マニュアルを翻訳しながら問答集に必要なシーンを描きました。描いたカットは常になぜ?と問われました。それまで絵といえば、色や形もただ何となく好きなように曖昧に描いていました。ただなんとなく描いた絵に対して即答はできず、説明できない、または問答集にふさわしくない表現、誤解を生みそうなカットは描き直しになりました。

今、振り返るとどれも初歩的なことばかりなのにものすごく頭を抱えていました。それでもPCの起動と終了を覚えただけで、気分はデザイナーでした。PCモニター上で自在に文字を組んだり絵のレイアウトなど編集できることに始終驚いていました。スキャナーを経由して手描きイラストがPCに取り込まれていくのを眺めるのは楽しかったです。ペジェ曲線や乗算が次第に面白くなり、大変さよりも初めて知る楽しさに溢れてました。数えきれないほど勘違いや間違いを重ねた結果、問答集は無事仕上がりました。

そのような経緯で、よくわからないまま引き受けるスタイルで、この世界に片足を踏み入れてしまいました。

Q:デザインをする時どのようなことにインスパイアされることが多いですか?

もしかしたら勘違いかもしれませんが、「勘ちがい」から閃いてるような気がします。聞きちがいや見まちがえなどの、「おっちょこちょい視点」と事実との異なる差分から発想は得られた気がしています。理想は「落ち着いて熱く観察して閃く」、です。

Q:デザインをする時どのようなことを一番気をつけていますか?(もしくは気を使っていますか?)

じっくり対象に向きあって創作するのが理想です。実際は、とりかかる前はデザインやイラスト以外のことしています。散歩とか料理とか掃除とかライブとか美術館巡り、作業以外のことで発散したりリラックスしたり没頭してからとりかかります。なので、一番気をつけなければならないのは、いつのまにか忍び寄る締切と睡魔とうっかりミスです。

Q:独自の世界観が創り上げられていると感じますが、どのようなことに影響を強く受けたのでしょうか?

不思議なことや意味が分からないことに興味があるみたいです。いつもなんでだろう?ばかり考えてたりしてます。不思議なことや意味が分からないことに興味があるみたいです。内面にあるたくさんのわけわからない表現したいことを翻訳するように描けたらいいなと考えることがあります。翻訳といっても直訳、意訳、誤訳ばかりですが。なので、文様や読めない異国の本や絵、聞き慣れない言語の音楽とかの意味が気になります。

あとはもしかしたら、猫をぼんやり眺めて思い浮かぶ妄想も。これが最も影響の多くを占めているかもしれません。たぶん気のせいだと思いますが。

Q:今までで印象に残るデザインのお仕事はどんな内容でしたか?またその理由は?(クライアントワーク、オリジナルワークどちらでも構いません)

全てがかけがえのない貴重な経験でした。そのひとつは、クライアントワークで3分ほどのPV制作物に関わったことです。PVに使用するアニメーションのキャラデザインを担当しました。担当とはいってもアニメ制作は初めてでした。例の如く未経験でしたが、面白くなりそうなので引き受けてから悩むことにしました。

ペンタブレットは買えなかったので全部マウスで描いてしまいました。作画はキャラクターの喜怒哀楽など基本設定を描きました。そこで終わるはずでした。最終的には、全て自分の絵で描き埋めることになり、原画、動画、背景のワークフロー全てを一人でこなしていました。

シナリオの練り直しも重なりチェック後、描き直し、修正、また修正といつまでも続いていくような目まぐるしい状況でした。とにかくもう時間がないのでとりあえずズバリなのを描いてー宜しくー、みたいな空気。

それは厳しい状況でしたが、その時の心境は、こちらもおかしくなってて、全部自分の絵で描き埋められるラッキーな状況は二度とないかもしれないと、マウス片手に前向きに喜んでいたようでした。

その後、完成したPVが街の大型街頭ビジョンに映し出されたときはビルの前に佇んでビール片手に眺めてました。美味しいビールでした。コマ割として描いた静止画が束になって動いてるのにはとても感激しました。そして小さなモニターをにらめっこして描いた絵が、街中で何倍も大きく映し出されるのを観ていたら、今まで自分の絵をそんなサイズで見たこともなかったので、とても不思議な気分でした。

たまたまご縁があって未経験のことを思うがままにやり遂げられたことはとても印象深い経験となりました。

Q:今後デザイナーとして挑戦しよう(または取り組もう)と考えてることなどあればお願いします。

昨年、手首を怪我してから、丸や曲線、直線がうまく引けなくなりました。キャンセルしたり少しずつ勘を取り戻すことに集中して安静していました。怪我以前ならスラスラ描けた絵が描けなくなるのは想像できませんでした。自分の絵を自分で描けないのはけっこう困りました。

結局、酒に溺れたり自暴自棄になるわけでもなく開き直ることができました。どうせだめならもっと自分の好きなように描いていこうと。ゼロからの出発気分でした。この先もどんな画風に行き着くいてしまうのか怪我してなくてもわからないこと。それはそれで思いもよらない作品がいくつも描けたら、楽しみかもしれません。

ひとつひとつ力を出し惜しみしないで表現を楽しみ深めていきたいと思います。今後取り組みたいことは、海外で作品がどのように受け止めてもらえるか挑戦してみたいです。

Q:デザインの仕事をしていて辛いなと思う事(または思ったこと)はなんですか?

手の怪我です。絵が描けないのは困りました。怪我で何も描くことができない状況って気持ちが落ち込みます。くれぐれも怪我には気をつけないとです。

Q:現在のデザインというフィールドに対して価値観や在り方など何か思う事などあればお願いします。

まだまだ未熟なのですが、自分のしてることはなんだろう、何の役に立つんだろう、と表現することに躊躇したり、自分らしい表現探しに途惑うことが多いです。そもそもどこに自分らしい表現の居場所があるんだろうかと、自問だったり彷徨うことがあります。

ひとつひとつ自分で自分を納得し続けて積み重ねていくそんな姿勢の人に憧れます。そのような人になりたいと思います。

Q:最後に、この場で何かお伝えしたいことがあれば何でもどうぞ!

インタビューは過ぎた時間をいろいろ振り返ることができました。あの震災以降、自分なりに観てきたつもりの世界は全然異なり、この時代に途惑い時間が止まってしまったような気分でした。そんな中で同時代を活躍されてる素晴らしいクリエイターさんにも多く知り合うことができました。作風からも姿勢からもいくつも刺激を受けました。コンテストに参加できたり、また作品を楽しんでいただけたり、何度も踏み出せることがありました。

アートやデザインはこの世界や人と人を繋ぐ素敵なコミュニケーションのひとつだと思います。アートやデザインに関わることが出来たのは幸せだと思います。インタビューという貴重な場を与えてくださった5th DesignのBLCKBTYさんに感謝です。最後までお読みくださりありがとうございます。

お忙しいところインタビューにお答えくださりありがとうございました!箱庭さんのとても謙虚で好奇心旺盛なお人柄が垣間見えるような回答にじっくりと読みいってしまいました^^ 手首の怪我というアクシデントを乗り越え、これからも箱庭さんの素晴らしい世界観の作品をリリースしていってほしいと思います!
これからのご活躍にも期待しております!

以下、箱庭さんの作品を掲載させていただきましたので、素晴らしい作風と世界観をお楽しみください!

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hakoniwa-web箱庭さんのTシャツ販売サイト。リンクはこちら

http://hoimi.jp/brand/cloud9

さて、今回のデザイナーショーケース第4弾、独自の作風で織りなす素晴らしい世界観に魅了されてしまう、箱庭さんでした!影響されて僕も久しぶりに映像作りたいななんて思っちゃいました。

まだ読んでない方はデザイナーショーケース第1弾から第3弾までも合わせてどうぞ!
1回目:Stupid Funny Graphicさん
2回目:insidious4さん
3回目:佐久間優子さん

そして次のデザイナーショーケースも、どのようなインタビューへの回答をいただけるかとても楽しみです^^ きっとまたすぐですよ、すぐ。予感ではね。


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